Rechercher dans ce blog

15 juin 2007

真似について

僕はいろんな画家の真似をすること、何かしら似てしまうことを悪いことだとも何とも思っていない。
今はまだ、いやずっとかもしれないけど、模索の途中だし、観て「良いな」と思った何かは、一度体で追いかけてみないと何が良いと思ったのかちゃんと消化できないのだ。そうやって自分の意識と対話して、何が好きなのか嫌いなのか探っている。
それほど、自分というものは分かっているようで分かってない。
そして、そうやって見つけた自分の根っこと結びついた表現は、たとえ何かの影響が見られたとしても胸を張って自分の絵ですと言えるような気がする。

絵を描くっていうのは、深く自分の根っこまで潜っていくことでもあるんです。大学である先生が言った言葉が今でも僕の表現の原点です。
「自分の創作の原点を探しなさい。」
そこからだけは、足を踏み外さないようにしたい。