人間は植物にも動物にもなれる。
いつかふと思ったことをまた、ここでふと思う。
快晴なり。海辺のアートな岩の横にてお絵描き。
海はいい。ほうける。
そして太陽があると、どこにいてもそこにいるのを許されるような気がする。このままほうけていたいが、明日のチケットを買ったりミロ美術館くらい行っておこう。
途中のミロ公園にて。
列車のチケット買うのに思ったより時間がかかり、閉館間際のミロ美術館を急いで回る。前半つまんないなあと思ってたら、後半の作品群は色と構成がはっきりしてきてぐんぐん面白くなっていってた。
美術館でパリでの知り合いのたかこさんと、その旦那さんにばったり会う。
あまりびっくりしなかった自分にびっくり。
バルセロナはフランスから近いし、街中は週末旅行に来てるフランス人だらけだったので、旅行に来てる感じがしてなかったんだろう。
ミロ美術館ではちょうど、タカノ綾展をやっていた。
彼女の作品を生で見るのは初めてで「色、汚ったねー」が第一印象だった。
いや、批判じゃないよ。そういうのひっくるめて自分の世界を描いてる、人の何かを逆なでする、そういう点はそうなのかも、と思う。大きな絵よりも小さな絵の方が僕は好きでした。
そんなこんなで高台から夜の街を見下ろしつつ、ゆっくり散歩して宿に帰る。
明日は朝早いのでそうそうに寝た。